ANAビジネスクラスにアップグレードをする方法を徹底解説!シンガポール出張の際にアップグレードした経験より!
2017/12/27
ANAの国際線には4つのクラスがあります。
- ファースト
- ビジネス
- プレミアムエコノミー
- エコノミー
※ファースト・プレミアムエコノミーの設定がない路線もあります。
もし、エコノミーかプレミアムエコノミーの航空券を予約しているのであれば、マイルを使うことでビジネスクラスにアップグレードすることが出来ます。
今回、出張でシンガポールに行った際に、アップグレード対象運賃を予約していたため、ビジネスクラスにアップグレードしてみました。
実際に私がアップグレードした経験から、
- ビジネスクラスにアップグレードする条件
- マイルを使ってアップグレードする際にかかる期間
- 往路と復路で片方しかアップグレードできない場合のおすすめ
などについて解説します。
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目次
アップグレードを行う条件
アップグレードを行う条件は、簡単にいえば以下の3つです。
- アップグレード可能な航空券である
- ビジネスクラスに空席がある
- アップグレードに必要なマイルがある
アップグレード可能な航空券とは?
航空券にはいくつか種類があります。
クラス | クラス(詳細) |
ファースト | F、A |
ビジネス | J、C、D、Z、P |
プレミアムエコノミー | G、E |
エコノミー | Y、B、M、U、H、Q、V、W、S、T、L、K |
※有償航空券のクラスのみ表示。
ちなみに、予約画面ではこのように確認することが出来ます。
エコノミー:E
という部分が上記の表に当てはまる部分で、上の画像で予約しているのが、プレミアムエコノミークラスの運賃クラスがEということになります。
先ほど、クラスごとの運賃クラス一覧を挙げましたが、アップグレード対象となるのは下表の通りです。
先ほど、エコノミー:Eの予約画面のスクリーンショットを載せましたが、Eなのでビジネスクラスにアップグレード可能です。復路をビジネスクラスにアップグレードしたのですが、その際のスクリーンショットがこちらになります。
ビジネス:Iとなっているのが確認できると思います。
ちなみに、Iというのは、特典航空券でビジネスクラスを予約した際に設定される運賃クラスなのですが、マイルを使ってアップグレードした際も予約画面での運賃クラスはIになります。
ただし、マイルやプレミアムポイントの積算率は元々のクラス(アップグレード前のクラス)に基づいて積算されるため、運賃クラスがIになってもきちんと積算されるので安心してください。
ビジネスクラスに空席がある
アップグレードというのは、そもそも空席がなければアップグレードはできません。(空席があれば即アップグレードできるというわけでもありませんが)
私がアップグレードを申請した際はアップグレード空席待ちということで申し込み、2日後にアップグレード完了のメールが届きました。
- アップグレード申請:3月3日 17:35
- アップグレード完了:3月5日 01:45
ということで、ほぼ丸1日でアップグレードされたことになりますね。
搭乗まで二週間を切ったタイミングでアップグレード申請をしたのですが、無事承認されてほっとした記憶があります。
スクリーンショットは残していませんが、この時点で残座席は3席ほどだった記憶があります。
- 搭乗まで二週間を切っていた
- 搭乗日が週の真ん中だった
ということでこれだけ早くアップグレードが承認されたのかもしれませんね。
アップグレードに必要なマイル
ビジネスへのアップグレードに必要なマイルはどこに行くかで異なります。
<必要マイル表>
シンガポールへの必要マイルは18,000マイルだったので、迷わず片道分を行いました。
18,000マイルなんてなかなか貯められないよ
って思うかもしれません。たしかに、クレジットカードで貯めようと思うと、還元率1%のカードでも、180万円使ってやっと貯まるマイルです。
ただし、陸マイラー活動を行えば、1ヶ月で18,000マイルは簡単に貯まります。
アップグレードするなら往路?復路?
余談ですが、アップグレードするなら往路?復路?のどちらがいいか?についてです。
結論から言えば「復路」です。
外国のラウンジを使える
基本的にラウンジは出発空港のラウンジしか使えません。仮に、成田からシンガポールを往復する場合、
- 往路:成田空港のラウンジ
- 復路:チャンギ空港のラウンジ
となります。
しかし、成田空港国際線のラウンジはプレミアムエコノミーでも使うことが出来るんです。
しかし、復路のチャンギ空港のラウンジは、ビジネスクラスであればシルバークリスラウンジで、プレミアムエコノミーであればSATS プレミアムクラブラウンジになってしまうため、せっかくであれば、復路をアップグレードして格上のラウンジを楽しみたいところです。
国内線乗り継ぎでラウンジが使える
成田・羽田から直接海外に行くという場合は関係ないのですが、地方空港から一度成田・羽田に飛んでそこから外国に行くケースもあるかと思います。
その場合、往路をビジネスにするか、復路をビジネスにするかでラウンジが使えるかどうかが変わってきます。
仮に、那覇→成田→シンガポールで予約したとします
往路:那覇(×)→成田(〇)→シンガポール(×)
復路:シンガポール(〇)→成田(×)→那覇(×)
<復路をビジネス>
往路:那覇(×)→成田(〇)→シンガポール(×)
復路:シンガポール(〇)→成田(〇)→那覇(×)
ということで、国際線から国内線へ乗り継いだ際の空港のラウンジも使えるですね。
※1:ただし、アップグレードをした場合、乗り継ぎ便の搭乗券には「ラウンジを利用できる」という情報が紐づいていないため、ビジネスクラスの搭乗券と一緒に提示する必要があります。
私がシンガポールから乗り継ぎの羽田空港でANAラウンジを利用した際は、羽田空港から那覇空港の乗り継ぎ搭乗券とシンガポールから羽田空港までのビジネスの搭乗券を一緒に提示しました。
乗り継ぎの搭乗券にはラウンジを利用できるという情報は紐づいていないものの、その場で受付の係員さんにデータを入力していただき、ANAラウンジに入ることが出来ました。
※2:ラウンジ関連の話は、往路と復路をプレミアムエコノミーで予約している場合です。エコノミーの場合はそもそもラウンジは使えません。
疲労を考慮
ビジネスクラスはシートにもよりますが、フルフラットになるものもあります。(今はこれが大半?)
そのため、非常に寝やすいんですね。復路はどうしても疲れが貯まりがちなので、フルフラットで寝ることが出来るのは非常に体に優しいです。
別に寝なくてもいいんです。ただ、どれだけ疲れるかなんて予想できないので、疲れてどうしようもなくなったら寝られる環境があるというのは、安心できます。
お酒を楽しめる
ビジネスクラスではいろいろなお酒を楽しむことが出来ます。(プレミアムエコノミーもビジネスクラスと同等のお酒を飲むことが出来ます。)
普段はお酒を飲まない私も、あまりにシャンパンがおいしすぎてついつい飲み過ぎてしまうほどでした。
旅の最後においしいシャンパンを飲んで帰るというのもなかなかいいものではないでしょうか。
また、スタッガードの席の配置の場合、どの席を予約していたとしても人の前を通らずに通路に出ることが出来ます。
そのため、お酒を飲みすぎてトイレが近くなっても安心というメリットも地味にあります。夜間の便で隣の人が眠ってしまうとプレミアムエコノミーだったとしても、隣の人を起こさずにトイレにいくのは不可能でしょうし。
さいごに
なんだか最後は無理やりな気がしますが、ビジネスクラスにアップグレードするなら復路がおすすめな理由をあげました。
- 外国のラウンジを使える
- 国内線乗り継ぎでラウンジを使える
- フルフラットで疲労回復
- お酒をめいっぱい楽しむぞ?٩( ᐛ )و
参考になれば幸いです。
それでは!kekureでした!