FX案件をやるべきかどうか判断する方法!
FX案件にもいろいろありますが、なかにはやっても損をする案件もあります。
そこで今回は、FX案件をやるべきかどうか判断する方法を説明したいと思います。
※今回の記事は、ハピタスなどのポイントサイトでFX案件をクリアする方法について書きます。
「ハピタスってなに?」という方は、まず下の記事を見ていただければわかりやすいかと思います。
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目次
FX案件について
FX案件には大きく2種類あります。
- 口座開設のみ
- 口座開設+取引
また、口座開設+取引の中にも、普通に裁量取引をすればいい案件と、自動売買をする必要がある案件があるため、それらを分けるとするならば、以下の3種類に分けることができます。
- 口座開設のみ
- 口座開設+取引(裁量取引)
- 口座開設+取引(自動売買)
これらのオススメFX案件については、以前記事にしているため、そちらを見ていただければわかりやすいかと思います。
今回、ご紹介する方法は、二番目と三番目の「口座開設+取引(裁量取引・自動売買)」が条件の案件をやるべきか判断する方法です。
口座開設+取引(裁量取引)とは具体的には?
口座開設+取引(裁量取引)というのは、
「口座開設をしたうえで、指定された数量の取引をする」必要があるFX案件です。
例えば、ハピタスでポイントアップ中の「トレイダーズ証券 みんなのFX」のポイント獲得条件を確認します。
確認するところは、赤で囲って番号を付けた部分です。
1.新規口座開設
2.30lot以上の取引
の部分になります。
lotとは、最低取引数量のことを指します。
みんなのFXでは、最低取引数量が1万通貨単位なので、
1lot=1万通貨の取引ということになります。
最低取引数量はFX業者ごとに異なるため、最低取引数量が1,000通貨の場合は、1lotが1,000通貨の取引となります。
※ただし、慣例的に1lotとだけ記載されている場合は、1万通貨単位の取引数量と認識する場合が多い気がします。
FXでの損失について
そもそも、FXで出る損失にはどういったものがあるでしょうか。
今回は便宜上、FXの損失を2つに分類します。
スプレッドによる損失
スプレッドとは、価格差のことです。
実際に見たほうがわかりやすいため、ドル円の取引画面を見てみましょう。
下線を引いた左側が「売りからポジションを持つ際のレート」で、
下線を引いた右側が「買いからポジションを持つ際のレート」です。
左右の差は0.3銭なのですが、これが「スプレッド」です。
ドル円のスプレッドは0.3銭ですが、これは、ポジションを持った瞬間から0.3銭分負けているということになります。
スプレッドとしては取引結果には現れないため、目に見える損失ではありませんが、「スプレッド分は既に負けている」という認識をもつことは大事です。
コラム:スプレッドの大きさの呼び方について
先ほど、スプレッドの呼び方として、「0.3銭」という表現をしました。
これは間違ってはいないのですが、0.3pipsという表現もあります。
pipsとは、通貨の最低単位を表すものです。pipsがよく使われだしたときは、1銭単位までしか取引できなかったので、1銭=1pipsとなっています。
どちらの表現を使っても問題はないのですが、銭=円の単位なので、他の通貨ペア、たとえば、ユーロドルなどを扱う際には、通貨に円が含まれていないため、銭という表現は適していません。そのため、pipsという表現を覚えておいた方が、対応できるかと思います。
ちなみに、pipsは、スプレッドの大きさを示す際だけでなく、「どれだけ利益が出たか?」を表現する際にも用いられたりします。
例えば、1億円の資産で10万円の利益を出してもそこまで驚きませんよね。
逆に、100万円の資産で10万円の利益を出したら大したもんです。
ただ、どれだけの資産を持っているかなんてわからないですし、あまり公表するもの微妙なため、pipsで利益を表現することが多いです。
たとえば、先の例であれば、1億円で10万円の利益であれば、100万通貨(レバレッジ1倍)で10pipsを取れば達成できますが、100万円で10万円を1万通貨(レバレッジ1倍)でやろうと思えば、1,000pipsも利益を上げる必要があります。
利益ベースでの報告よりも、pipsベースでの報告の方が、どの程度うまくFXをやったかがわかりやすいため、pipsベースで報告する人が多い印象です。
相場の変動による損失
もう一つが相場の変動による損失です。
FXでは、「買い」からでも、「売り」からでもポジションを持つことができます。
FXを株の延長だと考えると、
「なにも持っていないのに売りってどういうこと?」
と思うかもしれませんが、ちょっと考え方を変えて、
- 「買い」というポジションを買う
- 「売り」というポジションを買う
と考えるとわかりやすいかもしれません。
「買い」というポジションを買った場合、その通貨ペアが上がれば利益になりますし、下がれば損失が出ます。
「売り」というポジションを買った場合、その通貨ペアが下がれば利益になりますし、上がれば損失が出ます。
相場の変動というのは、ポジションを持っている通貨ペアが上がったり下がったりすることです。
これは、「チャート」と呼ばれるもので、為替レートの動きを一定期間ごとに集計して図にしたものです。
上がったり下がったりしているのがお分かりになるかと思います。
相場の変動による損失とは、自分が持っているポジションとは逆方向にレートが動いた結果発生する損失とも言えますね。
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損失を最小限に抑える方法
FXの損失の定義を確認したところで、次はFXの損失を最小限に抑える方法です。
FXにおいて避けられないのは、「スプレッドによる損失」です。
これは、あらかじめ決められているため、絶対に避けることはできません。
なら、相場変動による損失を避けてしまおうというのがこの方法です。
「相場変動による損失を避ける」を言い換えるならば、
「相場変動が起こる前にポジションを決済する」と言えます。
つまり、スプレッド分の損失だけで決済を行うということです。
やり方としては簡単で、ポジションを持った瞬間(「買い」か「売り」を行った瞬間)に、即座にポジションの決済注文を入れるだけです。
損失を最小限に抑える方法のメリット
この方法のメリットは、大体の損失額があらかじめ計算できるということでもあります。
例えば、「FX口座開設案件があるけど、これってやったほうが得になるのかどうかな?」と悩んだときに損失をシミュレーションすることで、プラスになればやって、トントンかマイナスになりそうであればやらないでおこうという判断ができるわけです。
例えば、先ほどの「みんなのFX」であれば、現在ポイントアップ中で14,000円分のポイントがもらえます。
これに対して、条件としては、30lot(30万通貨)の取引でした。
スプレッドのもっとも狭いドル円のスプレッドが0.3pipsで、取引手数料はかかりません。
1万通貨のとりひきであれば、0.3pipsであれば30円の損失になります。30万通貨なので、900円ですね。
実際は、完全に為替レートの変動による損失を防ぐことはできないのである程度損失を見込んだとしても、大体1,000円~1,200円といったところでしょうか。大きく見積もっても2,000円まで損失が広がることはないでしょう。
2,000円の損失で、14,000円分のポイントがもらえるのであれば、やらない理由がないですね。
このように、大体の損失を想定することで、やるべきFX案件とやらないほうがいいFX案件をふるいにかけることができるため、この考え方は持っておいた方が得かと思います。
それでは!kekureでした!