LINEPay(ラインペイ)カードでマイルを貯めよう!【陸マイラーのためのANAマイルの貯め方講座:その7】
2017/11/03
マイルを貯めるためにはハピタスの活用が不可欠
ということは以前の記事(マイルの貯め方~基本編~)でお伝えしました。その際はクレジットカードではあまりポイントは貯まらないということをお伝えしましたが、ハピタスで貯まるポイントと比較すると少ないというだけであって、クレジットカードを活用してマイルを貯めることを否定したわけではありません。
今回は、クレジットカードを使ってポイントを貯めるための、効果的なクレジットカードの使い方についてご紹介したいと思います。
オナシャス!
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目次
マイルが貯まるクレジットカード
そういえば、さーくんはどのクレジットカードを使っているかな?
ええっと、以前発行したソラチカカードを使っています。
コンビニとかでも積極的に使ってマイル貯めてるんですよ(ドヤァ
おぉ・・・残念ながら、ソラチカカードはマイルを貯めるのには向いていないんだよ。
(´д`|||)
ソラチカカードはANAマイルを貯める上で必要不可欠なクレジットカードであることは以前お伝えしました。しかし、それはあくまでもソラチカカードに紐づくメトロポイントが必要なのであって、クレジットカードとして使うのには向いていません。
どのクレジットカードを決済用として使うかを考える上では、そのクレジットカードを使って得られるマイルがいくらになるかを考える必要があります。
マイル還元率を考える
さーくんは、ソラチカカードのマイル還元率は知っているかい?
なんすかそれ('ω')
マイル還元率とは、そのクレジットカードを使った金額に対してもらえるマイルの割合を言います。例えば、100万円決済に使って1万マイル貯められたら、マイル還元率は1%ということになります。
ソラチカカードのマイル還元率は何%か知っているかい?
えっと、1,000円で1ポイントで、1ポイントが10マイルになるので、1,000円で10マイルということになり、還元率は1%になります!
半分正解だね☆キラリ
半分・・・だと・・・
半分正解の理由としては、ソラチカカードからANAマイルに効率よくポイントを移行するには、手数料がかかるからなんですね。
ソラチカカードを発行する際に、ANAマイルへの移行コースを選択します。
- 5マイルコース
- 10マイルコース
この2つのコースがあり、ソラチカカードに入会するときにはどちらかのコースを選ぶことになります。おそらく、すでにソラチカカードを発行した方であれば選択していることだと思います。この2つのコースの違いは、
- ポイントをマイルに移行する際のレート
- ポイントをマイルに移行する際の手数料
の二点になります。表にしてまとめると以下のようになります。
5マイルコース | 10マイルコース | |
手数料 | 0円 | 5,000円(+税) |
100ポイントで得られるマイル | 500マイル | 1,000マイル |
10マイルコースの方がポイントをマイルに変える際のレートはいいのですが、その分手数料がかかってしまいます。この手数料は、交換した月から1年間有効なので、1年以内にマイルへ移行する際は再度手数料がかかるということはありません。計画的に行えば手数料の発生はおおむね二年に1回にすることもできますが、あまり考えずに移行すると、毎年5,000円(+税)がかかることになります。
半分正解というのは、コースによってマイル還元率が変わるからなんですね。5マイルコースであれば、マイル還元率は0.5%ですし、10マイルコースであれば、マイル還元率は1%になります。このマイル還元率が高いか低いか?ということが問題になるのですが、正直、マイル還元率1%というのはそこまで高くはありません。
マイル還元率が1%はそこまで高くないということを申しましたが、年会費無料のカードでマイル還元率1%を軽々実現する方法があるんです。
LINEPayカード
LINEPayカードとは、JCBブランドのプリペイドカードです。
えっ?クレジットカードの話をしているんじゃないんですか?
LINEPayカードはプリペイドカードなんだけど、JCBブランドのクレジットカードが使えるお店で使うことが出来るんだよ。
JCBブランドの使えるお店?
そう。VISAとかMASTERとかJCBとか聞いたことないかな?
あ~!那覇空港の天龍っていう僕のオススメ飲食店のレジ横にもこんなシールが貼ってありました。
天龍がおいしいのは置いといて、、、JCBとかVISAとかを国際ブランドと言うんだけど、これらと同じシールが貼ってあったらそのクレジットカードを使えるよってことになるんだよ。
ふむふむ( ..)φ
LINEPayカードはJCBブランドのプリペイドカードということは話したね。
はい。
先ほどの説明に加えるとすると、飲食店などのレジ横に「JCB」というシールが貼ってあったらLINEPayカードは使えるといってもいいね。
LINEPayカードはJCBブランドのプリペイドカードです。プリペイドカードと言っても、限度額がチャージした金額になるというだけで、普通のクレジットカードのように使えます(例外はあります)。ちょっと前によくCMをやっていた「au wallet」もMASTER CARDブランドのプリペイドカードです。
ラインペイカードはプリペイドカードなのでもちろん年会費は無料です。プリペイドカードなのですが、店舗で使う場合はJCBブランドのクレジットカードと同じ使い方をするため、便宜上はクレジットカードとして扱います。
LINEPayとは?
ここで、LINPayカードについて補足をしておくと、元々LINEPayというサービスがあるんですね。
これは、LINE上で友人に送金することが出来るほか、ZOZOTOWNやFOREVER21では直接LINEPayで支払うこともできます。
LINEPayカードとは、JCBブランドと提携することで、LINEPayの支払いが直接できないところでも、LINEPayカードを使うことによって、JCBブランドのクレジットカードが使える店舗であればLINEPayで支払いができるようになるカードと考えるのがわかりやすいかと思います。
ところで、マイルを貯めるために使うクレジットカードを選ぶうえでは、マイル還元率が高いものを選ぶ必要があるということは、ソラチカカードがマイルを貯める上では適していないというくだりで説明しました。次は、肝心のLINEPayカードのマイル還元率についてです。
LINEPayカードのマイル還元率
LINEpayカードがJCBのクレジットカードと同じように使えることはわかったんですが、ソラチカカードもJCBですよね?
ソラチカカードには年会費を2,000円(+税)も払ってるんだから、ソラチカカードの方がいいんじゃないですか?
さーくん、何を聞いていたんだね。使うクレジットカードを決める基準は年会費じゃないんだよ。
マイル還元率で考えるんだ!
ソラチカカードは手数料払ってやっと1%でしたっけ?LINEPayカードならもっと高いのですか?
うまくやれば2%は超えるよ(^◇^)
倍以上やんけ|д゚)
結論から言うと、LINEPayカードのマイル還元率は2.12%です。これは最も効果的にLINEPayカードを使用した場合です。では、効果的に使う方法を整理していきたいと思います。
まず、LINEPayカードの還元率は2%です。マイル還元率ではなく、LINEPayカードを使ってもらえるポイントが決済額の2%という意味です。ちなみに、もらえるポイントはLINEポイントです。LINEポイントは1,000ポイント単位でLINEPayに移行することが出来るのですが、メトロポイントにも移行することが出来ます。
メトロポイントとは、ソラチカカードに付帯するポイントで、ANAマイルを貯める上では必要不可欠なポイントということは、(その2:ソラチカカードを発行しよう)で説明しました。
ちなみに交換倍率は0.9倍です。そのため、2%の還元率で貯めたLINEポイントは、1.62%(2×0.9×0.9)のマイル還元率でANAマイルに交換できることになります。ここまでをまとめると、
- LINEPayカードの還元率は2%(LINEポイントとして付与)
- LINEポイントは0.9倍でメトロポイントに交換可能
- メトロポイントは0.9倍でANAマイルに交換可能
- LINEPayカードのマイル還元率は1.62%
ファミマTカードからチャージ
2%にすら届かないじゃないですか。
LINEPayカードがすごいのはここからなんだよ。
LINEPayカードはプリペイドカードということは話したね。
JCBブランドだからJCBのクレジットカードが使えるところだったら使えるんですよね。
そうだね。プリペイドカードとクレジットカードの違いはわかるかい?
「あらかじめチャージしておく必要があるかどうか?」でしょうか?
おっ!珍しく意図通りの回答をしてくれるね。
ええ!これでも沖縄の中では「1を聞いて10を知るシーサー」とし・・・
実は、LINEPayカードにチャージをする方法の中に、クレジットカードからチャージするという選択肢もあるんだ。
ということは、LINEPayカードを使うときだけでなく、チャージするときもクレジットカードのポイントがもらえるということですか?
ご名答!
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- クレジットカード
- 銀行振込
- コンビニチャージ
- Pay-easy
しかし、この中でチャージでポイントが貯まるのは、
- コンビニチャージ
だけです。また、どこのコンビニでもいいわけではなく、ファミリーマート限定です。さらに、どのクレジットカードでもいいわけではなく、ファミマTカードを使う場合限定です。つまり、
- ファミマTカードを使ってファミリーマートでLINEPayカードにチャージするとTポイントが付く
というわけです。
ちなみに、ファミマTカードの還元率は0.5%です。そのため、LINEPayカードにチャージした金額の0.5%のTポイントが付与されます。
カードの日にチャージして還元率2倍
毎週火曜日と土曜日は「カードの日」となっており、ファミマTカードにつくポイントが2倍になるんですね。なので、還元率は1%になります。
Tポイントは0.5倍でANAマイルに交換することが出来るため、チャージでのマイル還元率は0.5%ということになります。
LINEPayカードの還元率
何となくわかったかな?
ええと、LINEPayはチャージするときと使う時でそれぞれポイントを貯めることが出来るんですよね。
そうだね。
それで、それぞれのマイル還元率を足すと2%超えるってことですよね。
ざっくりとはそんな感じだね。
まとめると、LINEPayカードでは、
- LINEPayカードにチャージするとき
- LINEPayカードを使うとき
にポイントが貯まります。
チャージするときの注意点としては、
- 火曜日・土曜日にファミマTカードからチャージする
ということですね。これで、Tポイントがチャージした額の1%分貯まり、それをANAマイルに移行すると0.5%のマイル還元率になります。
カードを使うときの注意点は特にありません。JCBのクレジットカードが使えるお店で使用することで2%の還元率でLINEポイントがもらえ、それをメトロポイントを経由してANAマイルに交換することで、1.62%のマイル還元率になります。
- LINEPayカードにチャージするとき:0.5%
- LINEPayカードを使うとき:1.62%
の還元率でANAマイルを貯めることができるので、この2つを足して、
- LINEPayカードのマイル還元率は2.12%になる
と言えます。
年会費がべらぼうに高いANAダイナースカードでもマイル還元率は2%なので、年会費無料で2%越えのマイル還元率を実現できるのは唯一LINEPayカードだけです。
LINEPayカードのデメリット
ヤバい!LINEPayカード凄すぎですね!これさえあればほかのカードとかいらないじゃないですか!
ところがどっこい!デメリットもいくつかあるからね。当てはまる人は少ないかもしれないけれど念のため確認しておこう。
ソラチカ渋滞
さーくん、毎月どのくらいハピタスでポイントを稼いでいるんだい?
ええっと、大体2万ポイントくらいです。FX口座開設案件が多い月は貯まるポイントも多いですが。
それなら、さーくんとは無縁な話なんだけど、メトロポイントをANAマイルに交換するには上限があるという話は前にしたね?
たしか、月に2万ポイントまでなんでしたっけ?
そうだね。だから、年に24万ポイントしか交換できないことになる。
ハピタスで貯めたポイントも、LINEPayカードで貯めたポイントも、どちらもメトロポイントを経由するんだよ。あとはわかるね?
(´・ω・`)
LINEPayカードで貯めたポイントは、メトロポイントを経由してANAマイルに交換します。ハピタスで貯めたポイントもメトロポイントを経由してANAマイルに交換します。また、メトロポイントからマイルへの交換は月に2万ポイントまでです。ということは、ハピタスで十分ポイントが貯めれている方にとっては、LINEPayカードで貯めたLINEポイントをマイルにすぐに交換できないんですね。
なので、単純に考えて、ハピタスで年間24万ポイント以上貯めることが出来る人にとっては、LINEPayカードで貯めたポイントをマイルに交換することが出来ないということです。正確には、Tポイントを経由することでもANAマイルに交換することはできますが、その場合の交換倍率は0.5倍になってしまいます。
仮に、2万ポイント持っている場合、
- メトロポイント経由:18,000マイル
- Tポイント経由:10,000マイル
ということになり、かなりの差が生まれます。LINEPayカードの最大の利点は還元率の高さですが、ソラチカ渋滞を起こしているとTポイントを経由するしか方法がなく、その場合のマイル還元率は1.5%まで落ちてしまいます。
ただし、1.5%でも相当高い還元率なので、メインカードを決めあぐねているのであれば、とりあえずLINEPayカードを作ってもOKでしょう。年会費は完全に無料なので、作って損をするということはありません。
チャージが必要
ファミマでチャージするとポイントが貯まる点がLINEPayカードの魅力ではあるんだけど、裏を返せばチャージする手間がかかるんだよね。
ですよね。
ファミマTカードからチャージすると、最大で1%分のTポイントが付くのは大きなメリットですが、裏を返せばチャージしないと使えないということです。ファミマからでなくとも、直接チャージすることもできますが、その際は、0.5%のマイル還元率が少なくなってしまいます。
ただ、毎週口座残高を確認し、一定以下のラインまで残高が下がってきたらチャージしに行くという習慣をつけておけばそこまで問題にはならないかと思います。急な出費のために、クレジットカードからのチャージの方法も把握しておくといいですね。
※クレジットカードからチャージすると、ファミマTカード分の0.5%分だけマイル還元率は落ちてしまいますが、LINEPayカードのもともとの還元率であるマイル還元率1.62%はゆるぎないので、ほかのクレジットカードをそのまま使うよりはマイル還元率はいいはずです。
チャージ上限
LINEPayカードには、10万円までしかチャージできないんだよ。
えっ・・・結構しんどくないですかそれ。
10万円以上のものも買えないってことですよね。
ただし、本人確認を行えば、1,000万円までチャージ可能になるんだよ。
跳ね上がりますね。
LINEPayカードを発行しただけでは、最大でも10万円までしかチャージできません。しかし、本人確認をすることで、最大1,000万円までになります。また、チャージ制限だけでなく、1ヶ月あたりの利用制限も10万円までになってしまうため、LINEPayカードをメインカードとして使うのであれば、本人確認は必須となります。
LINEPayには、アカウントのランクがあります。
- LINE Cash
- LINE Money
LINEPayカードを作っただけだと「LINE Cash」です。本人確認をすると、「LINE Money」にランクアップします。一応、それぞれのランクでできることの比較表を置いておきます。
LINE Cash | LINE Money | |
チャージ | 10万円まで | 1,000万円まで |
1回の最大チャージ額 | 10万円 | 100万円 |
1ヶ月の利用額 | 10万円まで | 無制限 |
出金機能 | 使用不可 | 可能 |
送金機能 | 使用不可 | 可能 |
送金依頼機能 | 使用不可 | 可能 |
割り勘機能 | 使用不可 | 可能 |
電子マネーなのに、出金が出来るんです。
本人確認の際に銀行を登録する必要があるのですが、出金依頼をすると、1LINEポイント=1円で銀行口座に振り込んでもらうことが出来ます。電子マネーとしてチャージしたのはいいけど、全然使わなかったから戻したいというときにも役に立ちますね。200円の手数料がかかるため、出金する場合はよく考えてやったほうがいいですね。
また、LINEPayには、「送金機能」や「送金依頼機能」があります。これらは、LINEPayでお金のやり取りを気軽にできるのですが、相手もLINEPayの本人確認を行っているという条件があるため、そこそこハードルは高いですね。
さいごに
年会費無料なのに、最大でマイル還元率が2.12%になるLINEPayカード。ソラチカカード渋滞が起きていなければ利用する価値大なので、一度ご検討されてみてはいかがでしょうか?
それでは!kekureでした!