ANAマイルは何円の価値?用途は?
2016/12/25
ANAマイルを貯めることに関してはよく調べるのですが、使う段階になって、特典航空券しか頭になくて損したことがあったので、用途別一覧にまとめてみました。
目次
マイルの交換先
マイルの交換先は大きくは以下の3つになります。
- 特典航空券
- 特典航空券以外
- ほかのポイントに交換
1.特典航空券
ANAマイルを貯める目的としては、これが一番の目的かと思います。往復で国内であれば12,000マイルから使うことができます。
海外旅行の場合も、15,000マイルあれば、韓国にはいくことができます。
個人的には、40,000マイルためてハワイへエコノミーで行くか、65,000マイル貯めてハワイへビジネスで行きたいところです。
ANAマイルの価値は?
ANAマイルの価値を計算してみます。マイルを使うメリットとしては、海外にビジネスで安く行けるというものがあります。例えば、東京⇔ニューヨーク間をビジネスで旅行する場合の計算をしてみます。
まず、お金を支払って飛行機のチケットを取る場合。
この場合、支払額は百の桁切り上げで1,266,000円になります。とてもじゃないですけど、この額を払って旅行するのは厳しいですね。
次に、ANAマイルを使って、マイレージクラブから国際特典航空券を発行する場合。
この場合は、90,000マイルで往復できます。
例の場合のマイルの価値は、約14倍です。つまり、1ANAマイル=14円ということです。このように、国際特典航空券に変えると、ANAマイルの価値は非常に高いものになります。
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2.特典航空券以外
特典航空券以外の選択肢としては、いくつかあります。ANA提携ホテルの宿泊費やANA国際線のアップグレード、国際線の手荷物重量超過の代金支払や寄付などに充てることができますが、最も有効活用できるのが「ANA SKY コイン」でしょう。
「ANA SKY コイン」とは?
ANAのホームページによると、
とあります。
航空券や旅行商品の支払いに充てられるとありますが、よく使われるのは、SFC修行の際の航空券取得の支払いに充てるということでしょう。
余談:SFC修行とは?
SFC(スーパーフライヤーズカード)取得のために1年間で何度も飛行機に乗ってPP(プレミアムポイント)を稼ぐ活動のことです。
SFCを手に入れるために必要なPPは年間(1月~12月)で50,000ポイントです。これを達成するのは非常に厳しいといえます。旅割利用の羽田⇔那覇の往復で約3,700PPなので、約14回は往復する必要があります。費用もバカにならないですし、初心者が気軽に足を踏み入れられる世界ではないです。
しかし、実質無料でSFCを取得する方法もあります。
「ANA SKY コイン」の交換レート
「ANA SKY コイン」の交換レートは、交換するマイルの数量と、交換する人のランクによって変わってきます。レート表がANAのホームページにあったので掲載しておきます。
私も含めて、転勤族でない限りは一番左の「ANAプレミアムメンバー」ではないはずなので、無視していいかと思います。プレミアムメンバーになるためには、一番下のブロンズでも前述のPP(プレミアムポイント)を30,000PP稼ぐ必要があるため、ほとんどのひとは関係ないはずです。
最高倍率がプレミアムメンバー(1.7倍)にはなるのですが、ANAゴールドカード所持で、最大1.6倍で交換できます。
マイルの価値
ここで再び先ほどマイルの価値を計算した時のことを思い出してもらえればと思うのですが、国際特典航空券と交換した場合のANAマイルの価値は約14円でした。しかし、「ANA SKY コイン」にすると価値は1.6円になります。その差約9倍!
ということで、ANAマイルを「ANA SKY コイン」に変えてしまうと、結構損をするということがお分かりいただけたと思います。ただし、損をしないケースもあります。(後述)
「ANA SKY コイン」に変えたほうがいい場合
ただし、場合に寄っては「ANA SKY コイン」に変えたほうがベターなこともあります。ANAマイルには、取得してから3年で消滅するという決まりがあります。なので、マイルをこまめに貯めていると、まとまったマイルを使う機会がない場合は、失効してしまうこともありえます。
「ANA SKY コイン」の期限は1年しかないのですが、マイルが消えてなくなるよりはましなので、期限切れ直前のマイルがある場合は、ANASKYコインに交換するのも選択肢に入れたほうがいいでしょう。
3.ほかのポイントに交換
ANA SKY コイン以外のポイント、例えば、楽天Edyやnanaco、楽天ポイントやT-Pointにも交換できますが、基本的にこれらへの交換はおすすめできません。レートは全て1:1なので、1マイル1円にしかならないためです。
しかし、唯一おすすめできる交換先としてソラチカカードに付帯している「メトロポイント」が挙げられます。
ソラチカカードについてはこちらを参照ください。
メトロポイントの有効期限は3年です。マイルも同様に3年です。なので、マイルの有効期限がきれそうになったら、切れそうな分だけメトロポイントに交換します。すると、有効期限がリセットされて、メトロポイントの状態で3年間は有効になります。
その後メトロポイントからマイルに戻せば、(倍率が0.9なので10%は失ってしまいますが、)トータルで最大6年間はマイルの期限を延ばすことができたことになります。
普通にマイルを貯めてきた人にとっては、「ソラチカカード」はあまりなじみがないかもしれませんが、ある方法を使ってマイルを貯めている人にとっては非常に重要なクレジットカードです。フライトせずにマイルを貯める方法で触れていますので、興味がある方は一度見ていただけると幸いです。
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まとめ
基本的には、ANAマイルは特典航空券に交換するのがベストです。ANAマイルの価値でも触れましたが、1マイルが14円になるのと、1円にしかならないのでは雲泥の差があります。お金を支払ってチケットを購入する場合、時期によって金額が大きく変動するため、特典航空券を使用する際は、なるべく高い時期の方がお得といえるでしょう。
また、期限が切れる可能性がある場合は、ANA SKY コインに変えてしまうのもありですし、メトロポイントに交換して、再度マイルに変換することで、最大6年間マイルの有効期限を延ばすことができます。
裏ワザ的方法でSFC修行を行う
先ほど、SFC修行は費用もかなりかかるのでやるのは厳しいということを書きましたが、SFC修行費用をゼロにする方法もあります。
それは、マイルを貯めてANA SKYコインに変える方法です。
ANAゴールドカードを持っていると、最大1.6倍でマイルをスカイコインに変えることができます。SFC修行には、50万~60万程度かかるとも言われていますが、スカイコインで航空券を購入することができるため、31万マイル~40万マイル程度保有していれば、SFC修行を無料で行うことができます。
「そもそもそんなにマイルを貯められないでしょ・・・」
って思うかもしれませんが、ある方法を使えば、年間20万マイル程度なら貯めることができます。これを二年行えば40万マイルなので、SFC修行費用は十分に賄えることになります。
そのマイルを貯める方法は以下の記事で説明していますので、よろしければご覧ください。