楽天ふるさと納税でワンストップ特例申請書が届きました!書き方の注意点と期限など!確定申告をしない方は必須です!
2016/12/21
楽天からふるさと納税を行いました。確定申告をしない場合は、「ワンストップ特例申請書」の送付が必要になるのですが、今回はそのやり方と注意点などをご紹介します。
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目次
ふるさと納税について
ワンストップ特例申請書とは何かを説明する前に、ふるさと納税についておさらいしておきます。
ふるさと納税
ふるさと納税とは、各自治体に寄付をすることで、所得税と住民税の控除を受けることができる制度です。自治体に寄付をするとその見返りとしてお礼の品を送付されます。
ふるさと納税の限度額
ふるさと納税をすることで控除を受けられる限度額が存在します。それ以上寄付してもただただ自己負担になるので、そのラインは把握しておきたいところです。
計算方法としては、楽天ふるさと納税のホームページで計算できるため、そちらでやってみるのがよろしいかと思います。
>>楽天ふるさと納税控除金額シミュレーター
- 年収
- 家族構成
- 扶養親族
を入力するだけで、簡易的にふるさと納税の限度額がわかります。
ふるさと納税の自己負担額
厳密には自己負担という言い方がいいのかはわかりませんが、ふるさと納税では、寄付した全額が所得税と住民税から控除されるわけではなく、最低でも2,000円の自己負担額が発生します。これは、控除できる金額の範囲内に寄付額を納めた場合でもです。
ワンストップ特例制度
これまで、ふるさと納税を行う場合、確定申告を行うことで、住民税と所得税の控除を受けることができましたが、2015年4月1日の税制改革で新たにワンストップ特例制度が設立され、ワンストップ特例申請書をふるさと納税を行った自治体に送付することで控除を受けられるようになりました。
ワンストップ特例制度を利用できる条件としては、
- その年にふるさと納税を行う自治体が5団体以下
- 確定申告をしなければいけない要件から外れている
上記2つを満たしている必要があります。
確定申告とワンストップ特例制度の違い
控除を受けられる目安の金額以上の寄付をしなかった場合は関係ない話なのですが、厳密には、確定申告をする場合とワンストップ特例制度を利用する場合では、控除対象が変わってきます。
確定申告をする場合は、住民税と所得税から控除されますが、ワンストップ特例制度の場合は、住民税からしか控除されません。
- 確定申告:住民税と所得税から控除
- ワンストップ特例制度:住民税から控除
これだけを見ると、「ワンストップ特例制度は所得税から控除を受けられない分損をする制度なの?」って思うかもしれませんが、トータルの控除額は同じです。その理由としては、ワンストップ特例制度を用いた場合、住民税の申告特例控除が受けられるからです。
確定申告とワンストップ特例制度で控除額が変わらない理由としては、自己負担額が2,000円になる範囲で寄付した場合、確定申告による所得税の控除額とワンストップ特例制度による住民税の申告特例控除額が同じ金額になるためです。
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ワンストップ特例制度の利用方法
ワンストップ特例制度を利用するには、以下の書類を寄付を行った自治体に送付する必要があります。
- ワンストップ特例申請書
- マイナンバーのわかる資料と本人確認書類
※ワンストップ特例制度にかかる書類は基本的に楽天ふるさと納税から寄付をする際に寄付先の自治体から送付してもらうことができますので、忘れずに処理を行ってください。
ワンストップ特例申請書
私は和歌山県有田市にふるさと納税を行ったのですが、ワンストップ特例申請書の様式はこのような様式でした。
ここで載せている画像は、有田市のホームページからダウンロードしたもので、実際に送られてきたものには、個人情報がしっかりと印字されています。なので、実際にワンストップ特例申請書がとどいてからすることとしては、赤で囲った部分に印鑑を押すのと、マイナンバーを記入するのと、二か所にチェックを入れるだけです。
ワンストップ特例申請書にやること
- 印鑑を押す
- マイナンバーを記入
- 二か所にチェックを入れる
入力ミスしていた場合はどうする?
仮に、ワンストップ特例申請書に誤った情報が入力されている場合の処理の方法ですが、私が有田市に電話で確認したところ、二重線で訂正してもらえればそれで結構ですとのことでした。
私の場合、楽天での設定をミスしていたために、住所と生年月日がおかしい情報が入っていたのですが、それらの不備の場合は二重線で訂正して大丈夫とのことでした。
本人確認書類
本人確認に必要な書類として大まかに3つのパターンが示されています。
- 個人番号カードの両面コピー
- 通知カードの両面コピー+運転免許証などの本人確認書類
- 個人番号が記載された住民表の写し・住民票記載事項証明書
※運転免許証などの本人確認書類とは、運転免許証、運転経歴証明書、旅券、身体障碍者手帳、精神障碍者保健福祉手帳、医療手帳、在留カード、特別永住者証明書のいずれかのコピー
有田市の場合、これらのコピーをこの書類の裏にのりで貼り付けて送付すればいいみたいです。
提出
- ワンストップ特例申請書
- マイナンバーのわかる資料と本人確認書類
が用意できたら、後は寄付した自治体に送付するだけです。
ちなみに、自治体に対してふるさと納税にかかるワンストップ特例申請書の送付を希望すると、返信用封筒も同封されているため、切手代がかかりません。コストを減らすためにも、ワンストップ特例申請書の送付を希望しておいたほうがよろしいかと思います。
今後年内に住所の変更等がなければ、これで処理は終わりです。あとは何もしなくても来年の住民税から控除されます。非常に簡単ですね。
ふるさと納税なら楽天がおすすめ
最後になりましたが、ふるさと納税をするなら断然楽天がオススメです。理由としては、寄付金額に対しても楽天ポイントが付与されるからです。
また、通常であれば、最大でもポイント7倍ですが、買い回りセールの際は全てのショップでの購入でさらに最大ポイント10倍になります。もちろん、ふるさと納税も対象です。
前回の買い回りセールで私はふるさと納税を行いました。
その際は、10店舗で購入したのでポイント10倍+楽天カード保有などで5倍だったので、トータル14倍になりました。つまり、10,000円の寄付で、1,400ポイントもらえるということです。
今回の記事で紹介した和歌山県有田市には10,000円の寄付を行ったのですが、こちらは独自でポイント10倍キャンペーンを行っていたので、合わせてポイントが23倍になりました(基礎倍率の1倍は除く)。そのため、和歌山県有田市だけで、楽天スーパーポイントが2,300ポイントも付与されることになり、自己負担額の2,000円もペイできてしまいました。
この制度を活用すれば、ふるさと納税を大量にできるのであれば、楽天スーパーポイントを大量に貯められますね。ただし、付与されるのは期間限定ポイントになります。
期間限定ポイントの活用方法
期間限定ポイントの活用方法と通常の楽天スーパーポイント(以降、楽天ポイントと呼びます)の違いを整理しておきます。
楽天ポイントと期間限定ポイントの違いは以下の2つです。
- ポイント獲得手段に応じて有効期間が設定されている
- ANAマイル・楽天Edyに交換できない
たったこれだけなんです。
期間が限定されるデメリット
期間が設定されているデメリットは、期限切れになる前に使えば問題がない話です。また、楽天ポイントのアプリを使えば、期限切れになる前に通知してくれるサービスもあります。
ANAマイルに交換できないデメリット
ANAマイルに交換できないというデメリットも、ANAマイルに交換してまでマイルを手に入れたいという人以外には関係のない話です。
ちなみに、楽天スーパーポイントからANAマイルへの交換は、月に10,000マイル分しかできない上に、交換レートも0.5倍なので、そもそもオススメできません。
楽天Edyへの交換ができないデメリット
楽天Edyへの交換ができないというデメリットもあります。
そもそも楽天Edyを使うのは、「各種コンビニで使うから」という意図が主なところではないでしょうか?(ちなみに、コンビニ各店で使える電子マネーは様々ですが、楽天Edyは主要コンビニのすべてで利用することができます。)
しかし、コンビニで利用するのであれば、個人的には還元率の高いクレジットカード決済をお勧めします。少額でクレジットカード支払いをするのがためらわれる場合は、QUICKPAYやID支払をしてはいかがでしょうか?結局はクレジットカードに請求が行くわけですが、知らない人にとっては電子マネーで支払いをしたように見えますし。
さいごに
ワンストップ特例申請書の期限は、2017年1月10日までです。申請書を出し忘れると、確定申告をする必要があるため、すでにふるさと納税のために楽天で購入された方は、早めに送っておくことをお勧めします。
もし不備があった場合などの対応でも余裕を見たいところではありますし。
ふるさと納税は使い方次第でかなり得ができる制度なので、改悪されるまでは効果的に利用したいですね。
それでは!kekureでした!