クレジットカード発行審査を通すためにやっておきたいCICへの照会手順を詳細に紹介!開示パスワードを忘れた際の確認方法も紹介!
2016/11/03
2017年からのSFC修行を見据えて、ANA VISA ワイドゴールドカードの申し込みをしようと思い、念のためCICに照会を行いました。その際の手順をまとめておきます。
目次
CICとは?
CICとは、主にクレジットカードやローンの利用履歴を扱う指定信用情報機関です。
クレジットカードやローンの利用履歴は全てここに集約されます。
照会すると何が見れるの?
- 過去二年間のクレジットカードの利用・支払履歴
- 発行済みクレジットカードの情報
- 過去6か月のクレジットカードの申込履歴
- 過去二年間のローンの利用・支払履歴
- カード会社からの途上与信状況
こんな感じです。
各項目の確認方法などについては後述します。
CIC照会手順
CICでの照会の手順としては、
- 照会方法の選択
- 受付番号の取得
- CICホームページにて申し込み
という二段階で照会することができます。
照会方法の選択
CICでは4種類の開示方法があります。
- スマートフォン
- PC
- 郵送
- 窓口
それぞれ、手数料が違ったりするのですが、個人的にオススメなのが、スマートフォンor PCでの開示です。
どちらもクレジットカードが必要で、手数料として1,000円が必要になりますが、ネット上で開示が完結する上に、開示結果もすぐ見ることができます。
PDFでダウンロードできるので、保存しておくにも便利です。ただ、パスワード付きのPDFになるので、条件次第で気を付けることがあるため、それは後述します。
今回は、スマートフォンor PCでの開示前提で話をいたします。
クレジットカードを必ず用意!
CICでの開示にはクレジットカードが必要になりますが、受付番号取得時点で手もとに用意しておいたほうが安全です。
使えるクレジットカードにも制限があるため注意です。
- 株式会社イオン銀行
- 株式会社エポスカード
- 株式会社オリエントコーポレーション
- 三井住友トラストクラブ株式会社
- 株式会社ジェーシービー
- 株式会社ジャックス
- トヨタファイナンス株式会社
- 三井住友カード株式会社
- 三菱UFJニコス株式会社
- 株式会社クレディセゾン
- 株式会社セディナ
- ユーシーカード株式会社
- ライフカード株式会社
クレジットカードを何枚かもっているという方ならおそらくどれかには引っかかるであろうラインナップではあるのですが、還元率が高くて発行しやすい楽天カードしか持っていないという場合、開示には使えないので注意です。
CIC受付番号の取得
次は、CIC受付番号の取得です。
受付番号を取得するには、「0570-021-717」に電話する必要があります。
ナビダイヤルで接続されるため、20秒ごとに10円が課金されます。余談ですが、これは携帯電話プランをカケホーダイにしていても通話料として請求されます。
それでは、受付番号取得の流れです。
新規or再開示
ナビダイヤル云々の説明が終わると、新規取得か再開示かを聞かれます。再開示とは、一度取得したけど、もう一度同じ条件でPDFをダウンロードしたいという場合に、行う操作なので、初めて番号を取得する場合には新規になります。
なので、「1」をプッシュ。
注意事項への同意
次に、ご利用前の注意事項を読んだかどうかの確認を去れるので、確認を行い、「7」をプッシュ。
クレジットカードの確認
開示手数料はクレジットカードで支払う必要があるのですが、そのクレジットカードの有効期限を4桁で入力します。
月→年の順番(クレジットカード券面に記載の順番)です。
11月21年の場合は、「1121」とプッシュ。
有効期限の確認
有効期限をプッシュすると、その番号を読み上げて入力ミスがないか確認をするように促されます。間違っていなかったら、「1」をプッシュ。
CIC受付番号の通知
この後、6桁の受付番号を通知されます。
電話での通知以外に確認する方法は今後ない上に、ホームページ上の開示で最低二回は必要になる番号なので、必ずメモを取ることをお忘れなくφ(..)
聞き逃した場合は再度確認
受付番号の案内があったあと、ちゃんとメモができたら「1」をプッシュ。
再度確認したい場合は案内に従ってください。
ホームページ上での開示
電話にて受付番号を取得したら、次はCICホームページ上で開示申請を行います。
CICのトップページでパソコンでの開示をクリック
画面を下にスクロールして、「パソコンでの開示手順へ」をクリック。
画面を下にスクロールして、「ご利用前の最終確認」をクリック。
すると、子画面が立ち上がりますので、そちらで必要事項の入力となります。
制限されたブラウザ
立ち上がるブラウザは、IEになるのですが、IEのバージョンによってははじかれる可能性があるため、念のため最新のものにアップデートしておいたほうがいいかと思います。
私が初めて開示した時は、Lenovoだったのですが、IEのバージョンが古くて申請に手間取りました。受付番号を取得してから1時間以内に処理をする必用があるため、受付番号を取得する前にこのページで確認しておくのがいいかもしれません。
必要事項の入力
子画面が開いたら必要事項を入力していきます。
承諾するにチェックを入れてインターネット開示を行うをクリック
ここからは必要事項を入力していきます。
別段注意事項はないのですが、
- 再開示でない場合は「初回開示のままで」
- カナは半角で
- 電話番号は思いつく限り入れる
といったところですね。
再開示は、一度開示しても96時間以内であれば再度開示できるのですが、その場合に選択する項目なので、初回の場合は初回時のままでおいておいて大丈夫です。
私は普段F7でカナにする癖があるのですが、CICでは半角カナを求められるため、F8を押す必要があります。これを間違えると、入力の不備ということで再度入力画面に戻るため、クレジットカードの番号を再入力する必要があり若干手間です。
電話番号は思いつく限り入れておいたほうがいいです。家電の番号も忘れずに入れておくほうがよろしいかと。
確認画面
必要事項を入力して次へを押すと、最終の確認画面が表示されます。この時、開示された情報のパスワードが記載されているので、忘れずに確認しておきましょう。
見切れてしまっていますが、この下にある「開示」ボタンを押すと、PDFファイルをダウンロードできます。
個人的には、ファイル名をパスワードにして保存しておくのが後々再確認する際に便利かと。ファイル名をコピペするだけですし。(もちろん、パソコンを他人と共有しない場合に限りますが)
開示に必要なパスワード
開示パスワードは、受付番号とカードの有効期限の組み合わせです。
受付番号:123456
有効期限:1121
の場合のパスワードは、
1234561121
となります。
受付番号さえメモしておけば問題ないのですが、CICのホームページ上でのパスワードを確認することは、この画面以外ではできないため、忘れずにメモしておいたほうが、後々焦らなくてよろしいかと。
CIC開示書類の見方
CIC開示書類はこんな見た目です。
注意すべきは①と②の部分です。
入金状況
この部分では、月々のクレジットカード使用額にかかる返済状況を確認できます。
この部分に表示されているのが、「$」や「-」、空白であれば問題はないです。
しかし、「A」や「P」だと、支払い遅延・一部支払いなので、ゴールドカードなどはまず発行できないと思って間違いないです。
返済の状況
最も重要なのがこの項目です。
ここに、「異動」と付いていたらまず間違いなくクレジットカードの発行は不可能です。
異動と付く原因としては、
- 支払い遅延が3ヵ月連続
- 債務整理をした
- 継続のクレジットカードが不達で強制解約
などが挙げられます。
これら、支払いの状況と返済の状況に問題がある場合、クレジットカードの発行は絶望的なので、新規でのクレジットカード発行は差し控えたほうがよろしいかと思います。
クレジットカード申し込み状況
また、クレジットカード利用状況以外にも、直近6ヶ月のクレジットカード申し込み履歴も確認することができます。
こちらはイオンカードセレクトを申し込んだ際の情報ですね。
クレジットカードに申し込むと、早いところでは10分後などに、クレジットカード会社がCICに情報紹介します。基本的には、クレジットカード会社のアルゴリズムで自動的にカード発行をするか否かを判断する流れになります。
クレジットカードの審査に落ちたら半年間は新規発行やめておいたほうがいいということがよく言われますが、クレジットカード申し込みをすると、申し込み状況にクレジットカード会社のCICへの照会履歴がのこりますが、該当のクレジットカードの利用履歴がない場合、審査落ちしたということが、CICへの照会でわかるからです。
途上与信
途上与信とは、クレジットカードを発行した会社が、発行時の審査以外でカード利用者の信用状況を調査することです。
私は楽天カードからされていました。
途上与信されるデメリットは特にないかと思います。楽天カードの場合、発行の審査がゆるい代わりに、カードを使ってバックレられるというのを回避するために、途上与信は頻繁にすると言う話も聞いたことがあります。
さいごに
CICへの照会をすることで、カードを発行しやすくなるということはありませんが、絶対に通したいクレジットカードがある場合、自分の状況の悪さ(支払い遅延があったなど)に気づかずに申し込みしてしまうと、悪いデータがクレジットカード会社に残ってしまうため、そういったミスを避けることができます。
クレジットカードを発行される前には、一度確認されてみてはいかがでしょうか。