クレジットカード付帯の海外旅行保険って意識してますか?~マイルを貯めて海外に行く前に確認しておきたいこと~
2016/10/03
ANAマイルを貯めていると、いろいろなクレジットカードを発行することになりますよね。還元率やポイントの高いクレジットカードだけではなく、海外旅行保険(国内も)の有無や保険内容に着目して、発行するカードを決めたいところでもあります。
目次
海外旅行保険とは
海外旅行に行く場合、旅行代理店などで申し込むと、別途有料の海外旅行保険に加入することをオススメされるかと思います。私も、かなり前に新婚旅行でハワイに行った際は、有料の海外旅行保険に申し込みました。
しかし、クレジットカードを持っていれば、ある程度条件はあるものの、わざわざ有料の海外旅行保険に加入する必要がないくらいの保険が付帯していることがあるため、クレジットカードを何枚かお持ちの場合、まず、一度確認しておくのがいいかと思います。
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海外の医療費は高額
なぜここまで海外旅行保険が必要という話をするかというと、海外の医療費って非常に高いんです。たとえば、ハワイで盲腸の手術をすることになったら、入院費用も含めて1,000万円近くのお金が飛んでいくこともあり得ます。
なので、海外旅行保険の加入は絶対なんですね。
利用付帯と自動付帯
クレジットカード付帯の海外旅行保険を語る上で重要になるのが、「利用付帯」か「自動付帯」かということです。
利用付帯
利用付帯とは、旅行代金の一部をそのクレジットカードで支払っていた場合に、海外旅行保険を使うことができるというものです。
なので、そのクレジットカードの保険を使いたい場合、なるべく少額でもいいので旅行代金の支払いに充てるとか、現地での公共交通機関の支払に充てておく必要があります。
自動付帯
自動付帯とは、そのクレジットカードを持っているだけで保険を使えるということです。
利用付帯では、旅行代金の一部等の支払がないと使えませんでしたが、利用付帯のクレジットカードであれば、家においてあっても大丈夫です。
海外旅行保険で見るべきポイント
海外旅行の保険内容としては以下の7つがあります。
- 付帯状況
- 傷害・疾病治療費
- 携行品損害
- 傷害死亡・後遺症
- 賠償責任
- 救護者費用
- キャッシュレス診察
この中でも重要なのが、「傷害・疾病治療費」です。
合算できるものとできないもの
クレジットカードの保険は合算できるものとできないものがあるというのはご存知でしたか?
先ほど、海外旅行保険の見るべきポイントで上げた項目の内、「付帯状況」「キャッシュレス診察」は関係ないとして、「傷害死亡・後遺症保険」以外で保険金が払われるものはすべて合算して考えることができます。
例えば、「傷害・疾病治療保険」が200万円と300万円のクレジットカードを持っている場合、500万円分の保険を適用することができます。
逆に、合算できないのが「傷害死亡・後遺症保険」です。こちらは、高い方が優先されるので、1,000万円と3,000万円のクレジットカードを持っている場合、3,000万円が適用されることになります。
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キャッシュレス診察
クレジットカードの保険を利用するうえで地味に重要なのが「キャッシュレス診察の有無」です。
保険は付いていると言っても、海外旅行で大量の現金を持ち歩くわけにはいかないですよね。クレジットカードで払うにしても、限度額の問題もあります。
キャッシュレス診察が付いていると、クレジットカード会社が立て替えて支払をしてくれるので非常に楽です。
ただし、クレジットカード会社と提携している病院である必要があるため、自分で病院に行く前にまずクレジットカード会社に連絡して、提携している病院を教えてもらう必要があります。
ANAマイラーにオススメ
さて、ここまで海外旅行保険の説明をしてきましたが、気になるのは何がオススメなのか?というところですよね。
いくつか候補を上げてみたのですが、考える上での条件は以下の3つです。
- 年会費
- 「傷害死亡・後遺症保険」の金額
- 「キャッシュレス診察」の有無
最強の組み合わせ
ANAマイラーにオススメのクレジットカードの組み合わせで最強なのが、
「エポスカード」と「エクストリームカード」です。
エクストリームカードは本来年会費が3,000円かかりますが、年間30万円以上利用すれば翌年度の年会費は無料になります。
また、ソラチカカードと組み合わせると、ANAマイル還元率1.35%を実現することができるため、ANAマイラーには欠かせないカードです。なので、年会費は3,000円かかるのですが、ANAマイルを貯めるために使っているのであれば、年会費無料分は使用額があるであろうということで、オススメカードに挙げました。
付帯状況 | 傷害・疾病 | 携行品 | 死亡 | 賠償責任 | 救護者費用 | キャッシュレス診察 | |
エポスカード | 自動 | 疾病:270万
傷害:200万 |
20万 | 500万 | 2,000万 | 100万 | あり |
エクストリームカード | 自動 | 200万 | 20万 | 2,000万 | 2,000万 | 200万 | あり |
合計 | 疾病:470万
傷害:400万 |
40万 | 2,000万 | 4,000万 | 300万 |
まとめるとこんな感じです。
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この二つさえ持っていれば、それだけで大丈夫というわけではありませんが、複数枚所持されている場合ある程度保険を被らせることもできるかと思いますので、最低限この2つのカードがあれば疾病・傷害保険も400万まではカバーできるので心強いです。
アメリカに行くのであれば、1,000万円程度は疾病・傷害保険があったほうがいいため、これだけだと600万円不足しますが、ご自身の持っているカードを一度検索して確認してみて、それでも不足があれば、他にカードを発行するという流れでも大丈夫でしょう。
他の年会費無料で疾病・傷害保険が200万円のカードとしては、
- REXカードLite
- ジャックス横浜インビテーションカード
が挙げられますのでこちらもおすすめです。
楽天カードも疾病・傷害保険は200万円なのですが、「利用付帯」なので、何かしら旅行代金をこちらで支払う必要がある点に注意です。
極端な話、上記5枚のクレジットカードを所持し、旅行代金の一部を楽天カードで支払えば、1,000万円の疾病・傷害保険が付帯します。
楽天カード、REXカードLite、ジャックス横浜インビテーションカードを発行する場合、ハピタスへ登録してから発行すると最大4,000円相当のポイントがもらえます。(カードごとにもらえるポイントが異なります)
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さいごに
いかがでしたでしょうか。いろいろ書いていたら長くなってしまい申し訳ありません。
まとめると、利用付帯よりも自動付帯の方が便利(90日以上旅行しない場合は利用付帯のメリットはないです)で、傷害・疾病保険は重複するため、旅行の行き先にもよりますが、1,000万円程度は確保しておいた方が安心ということですね